Research Unit
日本近世・近代建造物調査
寺社・住宅建築の実測調査を通じ、保存修理・活用の基礎を構築。
本研究室では、日本国内における近世及び近代の寺社及び住宅建築の実測調査を数多く実施しています。日本の伝統木造建築への理解を元に調査に取り組む観点から、近代については主に伝統木造建築を継承した近代和風建築を対象とし、近世と近代を一連の視野の元に捉え、調査に取り組んでいます。
調査目的は、国宝・重要文化財への指定、国登録有形文化財への登録、都道府県や市町村文化財への指定・登録といった指定・登録調査、文化財建造物の保存修理や保存活用のための計画立案基礎調査、重要文化的景観の重要な構成要素や伝統的建造物群保存地区内の伝統的建造物など個別の価値評価の掘り下げが可能な建造物の基礎調査など様々です。渉成園の建造物群や近江神宮の建造物など、多数の建造物群を有する対象を総合的に調査する取り組みも行っています。さらに近年はDynamic Heritage研究の一環として、調査時に3Dスキャニングを実施することも増えています。
本研究室への建造物調査依頼をご希望の方は、Contactより研究室宛にメールでご依頼ください。
運営方法
調査案件の依頼があるごとに、研究室全体で調査に取り組みます。大規模な調査においては他の教員・研究室と共同で実施することもあります。大規模な調査については受託研究という形で本学と調査資金提供者との間で契約を結んで実施します。
研究事例
近江神宮建造物調査 2024-25 受託研究(近江神宮)昭和15年から19年にかけて造営された旧官幣大社の神社建造物総合調査。40棟が既に国登録有形文化財に登録されており、その価値をさらに深掘りすることを目指す。松田剛佐助教と共同。2025年度に調査報告書を刊行すべく調査進行中。
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本誓寺平野家霊廟調査 2024-25(田原本町)田原本寺内町の核をなす本誓寺境内に残る平野家霊廟及び山門を対象に、田原本町指定有形文化財として保護すべく価値を明らかにする実測調査を実施。
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杉本家住宅主屋大屋根修理にともなう技法及び史料調査 2021-2025重要文化財杉本家住宅の本格的保存修理にともない、主屋大屋根の技法調査および建造物・史料の総合調査を実施。
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